Angle! Baby! Cupid!

とあるジャニオタののんびり随想録

私は端担

なにか書きたいけどネタがないなーと思っていたらこんな企画と出会った。

「ジャニヲタ文芸部(仮)」始動します。 - カーテンコール

というわけで、この企画に参加してみようと思います!
お題は「担当」。
今回は随筆を。



私は事務所担である。
それぞれのグループにパワープッシュしたい人が一人いる、という感じ。
つい最近、そのパワープッシュにとある共通点を発見した。
それは立ち位置が端であるということ。
…とんでもなく失礼なことを言ってることは百も承知でございます。
例えば、ダンスのフォーメーションが端、ライブDVD・MVはあまり映らない、歌割りが少ない等々。
そんな方々を好きになっていることに今さら気がついた。


きっとあれだ、私は端担なんだ。うん。


何故端担になったのか?と考えてみたが、大きな要因となっているのは私がジャニーズで最初に好きになった、そしてこの世界に連れてきてくれた自担、村上信五さんの影響があると思う。
特にデビュー当初の曲は彼の歌声なんて全然入ってない、センターで踊っていることは多くはない、更に演技の仕事は昔はちょこちょこあったものの、今はずいぶんと少なくなった。
というか「ハクション大魔王」以来そういう仕事あったっけ…?
そして追い撃ちをかけるような月曜から夜ふかしの彼の扱い…*1
世間では「格好いい」彼より「面白い」彼を求められている。
だが、今ではダンスのフォーメーションでセンターにいたり、RAGEのような彼メインの曲ができたりと嬉しい事がたくさんある。
W杯のテーマソングだったのに全然目立たなかったけどね!!


バラエティは別と考えて、「アイドル」としてはなかなかセンターになることがない村上さん。
私は「なんであんなにかっこいいのにメインにならないの!?」と悶々とすることもなく、かといって彼を憐れむこともしなかった。
むしろ彼が端に、目立たないところにいることを楽しむ方法を見つけたのだ。
例えば音楽番組でメインではないけど画面の端っこに映るだけでも嬉しい。
たった一瞬でも笑顔が映ると「楽しいそうでいいなぁ」とこちらも笑顔になる。
また、他のメンバーがカメラに抜かれている時に見切れているところも見逃さない。
「映ってないと思ってるでしょ。真剣にキーボード弾きすぎて怖い顔になってるよ~」なんてテレビにむかってツッコんでみたり。
いつもより長くソロでカメラに映った日には満足でぐっすり寝られる。


「事務所から自担が推されない…」「自担が全然テレビに映らない…」と落ち込んでいる方がいるかもしれない。
でも今の状態を楽しんでみよう、と開き直ってみれば案外楽しいこともある*2
もちろんいつまでも端っこで目立たないところにいては困る。
いつかパワープッシュの彼らが事務所から売り出されることを願っている。
その時は盛大にお祝いするだろうし、今まで以上に応援するだろう。


流動的なこの世界はいつ誰にスポットライトが当たるかは分からない。
だからその一瞬一瞬の姿を楽しまなくてはもったいない。
そんな事を考えつつ、今日も私は画面端をかじりつくように見ているのだった。

*1:あの番組のおかげで彼の名が知られるようになったことは分かっている。分かっているけれども!!

*2:ただし意図的な格差には限界がある。私は格差は嫌いです。