Angle! Baby! Cupid!

とあるジャニオタののんびり随想録

私たちとの距離感

ファンサービスは顧客への気配りを意味する和製英語。略してファンサということもある。

ファンサービス - Wikipedia

この頃様々なジャニーズのイベントレポでこの言葉を聞く。
今回は「ファンサ」について思ったことを綴っていこう。

単刀直入に言うと、私はファンサが苦手だ。
ごくたまーにいる若いファンの、
「私が一番彼を愛しているのに私以外のオタにファンサするなんて嫌><」
のような嫉妬が理由ではない。

それは5月5日、コンサートツアー、パリピポの出来事。
私は人生で初めて団扇を作った。
表には「しげ」、裏には「指さして」の文字。
彼がファンサをあまりしないというとこは分かっていた。
だけど、これを見て彼が笑って、あわよくば団扇に答えてくれるのではないかという期待を寄せていた。

当日。
結論を言うとファンサは貰えなかった。
彼は自分に向けた団扇を見るとずっとニコニコしていた。
手を振ったのは数回ぐらい。
私は彼の目にこの文字が映るように必死で団扇を振ったのだった。
そして帰り道、私は愕然とした。
ライブ中にあった出来事を思い出せなかったのだ。
どの曲で彼と彼が楽しそうに歌っていた、あの曲のダンスの振りがかっこよかった、MCの内容…。
いつもなら鮮明に覚えていることが全く思い出せない。
私にはファンサを貰えるようアピールする+メンバーをじっくり観るという器用なことは出来なかった。
もちろんこれは自分のせいだ。
コンサートは観に行くものなのに、これでは自分が観られたくて行ったようなものですからね。
本来の「コンサートへ行って生の彼らが楽しんでいる様子を観たい!」という目的からずいぶんと離れてしまった。
こんな事になるなら、この先、どんなにステージに近い席に座ってももう団扇は作らないだろう。

Jr.や若手グループではファンサがとても多いと聞いた。*1
実際に行ってみて「そんなにファンと触れ合っていいのか…?」と困惑した場面もあった。
何故そこまでファンサをするのか?
まさか、一番ファンを楽しませる方法=直接触れ合うこと、と思っているのだろうか?
(そんなことはないだろうけど)もし、そうであるならば考え直していただきたい。
確かに自担や好きなグループを身近に感じられることは素晴らしいことだと思う。
しかし彼らはジャニーズ。
アイドルでありエンターテイナーである。
ファンサではなくエンターテインメントでファンを楽しませるべきではないだろうか。
様々なパフォーマンスでファンを魅了し、ファンサはその次の次のオマケのようなものでいい。
せっかく歌にダンスに演技にトークにたくさん武器を持っているのにその中にファンサを入れないで。

距離は遠いが身近に感じられる。
触れるのではなく目で耳で楽しませる。
ファンサを増やさなくてもファンを楽しませることができる方法はたくさんあることに気付いて欲しいものである。









*1:その一方で11年目のとあるグループはお近づきメドレーと称してファンサしまくっていると噂に聞きます…。